レーシック後の視力維持は本人次第ブログ:11 1 21
「背中を洗ってくれないか」
と、父親に言われた。
この父親というのは、実は奥さんの父親である。
俺は一瞬戸惑ったが、
「え?!あっ!はいっ」
と言いながらタオルを構え、父親の背中にあてがった。
初めて父親の背中というものに触れた。
なんか丸っこくて大きくて、何だかゴツゴツしている。
上手に洗ってあげようと思えば思うほどうまくいかない。
タオルがねじれてしまう…
今度は父親が俺の背中を洗ってくれるらしい。
俺は静かに父親に背を向ける。
父親は、なんていうか、力加減を知らない。
すごく力強くて、体についている必要なものまで
洗い流されてしまいそうな感じ。
思わず俺は、身をよじってしまった。
「すまん」父親は申し訳なさそうに、
「男の子の背中を洗うのは難しいな」と言った…
俺は物心のついたころから、
女手ひとつで育てられてきた。
我が家に父親がいないことを悲しがらなかったのは、
母親の育てかたが上手だったからだと思う。
溢れんばかりの愛を注いでくれたので、
俺はとても幸せだった。
とは言え
父親のことを思わなかった訳ではない。
ただ、そのとき俺がイメージするものは
どれも好感の持てないものばかりだった。
無口!ガンコ!厳しい!
正直、「父親は怖い」という印象しかなかった。
そんな俺に父ができたのは、
俺が結婚をしたからだ。
奥さんの父親は、俺にとって不思議な存在だった。
格好なんてつけない。不器用だけどまっすぐ。褒められると照れ隠しする。
大きなお世話なことばかりする…
俺は、父親というものに対する印象が
まるっきり変わった。
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