レーシック選びに口コミサイトを活用ブログ:09 7 18
あたくしがお母さんの料理のありがたみを知ったのは、
高校2年のときでした。
体質を悪くしたお母さんが、
1ヶ月入院することになったのです。
母子家庭の我が家では、お母さんは大黒柱。
このままお母さんがいなくなるのではないかと…
とても心細かったのを覚えています。
それまで、
きちんと料理の手伝いをしていなかったあたくしは、
お母さんの見舞いに行っては
ライスの炊き方から聞くような毎日でした。
最初はお母さんの見よう見まねで、
8時食の用意、お弁当作り、夕方飯の用意…
とやっていました。
しかし、授業を終えバイトから帰るとへとへとで、
自炊などとてもできる状態ではなく、1週間と続きませんでした。
それまでの食事は、
お母さんがあたくしの健康を気づかい、魚料理などの和食が中心でした。
煮物、ひじき煮、おひたし、切干大根…など
どれも栄養豊富な料理でしたが、
高校生のあたくしはちょっと物足りなさも感じてもいました。
だから…というか、この時とばかりに
自分の好きなものばかりを食べようと決めたあたくしは、
8時食をライスから菓子食パンに変え、
お弁当はできあいのもの、
19時はインスタント食品やジャンクフードなどにし、
栄養も考えず食べたいものを好きなだけ食べていました。
当然の結果というべきか、
あたくしの体質はそのつけを払うことになりました。
体重は8キロも増え、
肌にはニキビができ、髪もパサついた状態になりました。
しかも、たった1ヶ月の間に2回も風邪をひいてしまい、
入院中のお母さんを不安にさせる程でした。
術後の経過が良かったお母さんは、
退院後家に帰るなり、
栄養たっぷり愛情たっぷりの料理を作ってくれることに…
お母さんに食べたいものを聞かれ、
和食好きでもなかったあたくしが真っ先に答えたのは、
「煮物」でした。